僧帽弁膜症での心カテ検査について
17歳
女性
2005年1月18日
先月中旬に心臓エコーをしたところ、僧帽弁の逆流があるといわれ、心嚢液が少し増えていました。僧房弁閉鎖不全症と心嚢水貯留と診断されました。ホルター心電図でも心室性期外収縮が1拍と上室性期外収縮が6拍見つかりました。水が溜まる原因も不整脈が出る原因も僧帽弁閉鎖不全症がすべて原因と、報告されました。
頓服としてニトロール錠を処方していただいております。これからどう治療を進めていくかを決めるためには、心臓カテーテル検査を受ける必要があるそうです。通常、僧帽弁膜症での心カテ検査はどのように行うのでしょうか。
回答
心臓カテーテル検査は、左心室に流した造影剤の心房への逆流の程度、これによる心臓への負荷の程度、僧帽弁の形態の異常、弁を支える支持組織の異常などを知るために行われます。ただし、現在の心臓超音波検査は大変、進んでいて、超音波検査だけでもかなりのことがわかるようになっています。若い女性でみられる僧帽弁逆流は僧帽弁逸脱症候群による場合が多く、治療の対象となることは少ないのですが、あなたさまの場合は、かなりいろいろの症状があるようですので、よく調べてもらったほうがよいのかも知れません。