20年来の僧帽弁閉鎖不全症と疲労感
リウマチ熱から僧帽弁閉鎖不全となって、特に症状もなく20年が経ちました。時々ひどい疲労感を感じることがあるものの(心臓とは関係ないかもしれません)、運動制限も競泳とマラソンくらいでここまで来ています。ただ、最近以前より疲れやすくなり、運動不足と年齢のせいなのか、それとも心臓のせいなのか、あるいは別の要因なのだろうかと悩むことがあります(甲状腺などには問題ありませんでした)。ストレス性で心配することはないと言われているので気にしないようにしていますが、時々歩いているときなどに突然ドクドクドクとひどい動悸を感じ、立ち止まって治まるのを待っても、歩き出すとまたすぐに同じ状態になることがあり、不安を覚えます。
20年間、検査はほぼ年に一回でレントゲンと心電図、エコーのみです。逆流の程度はII(カルテにはIIの横にorIII?)。先日の検査ではBNP18.5。動悸があることについては、ストレス性だと思われるとのこと。
あまり心配することはないのでしょうか?
回答
BNPの値からみると、僧帽弁閉鎖不全といっても、まったく心配のない状態と思われます。
疲れやすくなったというのも、心臓のせいではないのではないでしょうか。ただ、ひどい動悸を感じることがあるというのは気になります。心房細動という不整脈が起こることがあり、それがきっかけで心臓症状が出てくることがあるからです。もし、心房細動がときどき起こっているようであれば、対処の方法を考えておかなければなりません。24時間心電図を調べてもらって、その可能性を検討していただくことをお薦めします。