僧帽弁逸脱症で期外収縮がある
4年前に上顎洞炎で手術し、今年に入ってから再発したため、8ヶ月前から数ヶ月抗生剤と痛み止めを服用するうちに息切れ感や左の顎から腕にかけて痺れがあり、内科を受診しました。不整脈は10回/分以上脈がとびました。
軽い僧帽弁逸脱と心室・心房両方からの期外収縮があり、逸脱のほうは逆流音も小さく軽いとのこと。不整脈はホルター検査もしましたが、問題のないタイプなので、治療の対象外ということで年1回の検査を勧められました。
痛み止めが心臓に負担になるということで、アセトアミノフェンに変え、我慢できないときにだけ服用するようにして、症状は軽くなりましたが、疲れたり上顎洞が腫れている時はやはり左胸の肩に近い位置に痛みがあり微かに左手が痺れています。不整脈も多くなり無意識に深呼吸しています。
胸や腕の痺れは心臓からくるものでしょうか?また、生活のうえで避けたほうが良いことや気をつけたほうが良いことがありますか?
回答
僧帽弁逸脱症ではしばしば期外収縮が合併しますが、これは健康な人にみられる期外収縮と同様に、心配のないものとされています。生活上の注意としては、僧帽弁逸脱症についての注意だけでしょう。過激な負荷が加わると逸脱症が進行しますので、重量挙げ、マラソンなどの競走、競泳などのスポーツ競技は制限されます。ただし、楽しみ程度の運動や水泳は問題ありません。また、細菌感染を警戒して、抜歯や蓄膿症などの手術行為に当たっては抗生物質を十分に用いる必要があります。コーヒーや甘いものは自由です。1年ごとの検査で監視するというのは適切な方法です。