疾患別解説

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僧帽弁逸脱症と歯科治療

29歳 女性
2003年10月15日

7年くらい前から健康診断時に心電図がひっかかっていたように思いますが、特に気にする必要はないと書いてあったのでそのままにしていましたが、昨年僧帽弁逸脱症と診断されました。
いままで通りの生活でかまわないとのことでしたが、出産する前に心電図と心エコーを受けるようにとのこと。
また、歯医者に行くときは治療の後、抗生剤を出してもらうようにいわれました。

歯医者の先生になんと説明していいかわかりません。また、歯石取りだけでもいるのですか?

回答

僧帽弁逸脱症とは心臓の中の4つの弁のうち、僧帽弁という弁が少し長めであったり、弁を支えている腱索が長すぎたりして心臓が収縮したときに弁の閉まりが悪くなる状態をいいます。健康な人でも、エコー検査をするとかなりの頻度でみられます。
この状態では血流中に細菌が混入したときに弁組織に細菌がとりつき易く、口腔内の細菌が混入する可能性があるような治療のさいには注意が必要といわれています。歯の治療の際には、内科医から歯医者さん宛てに注意事項を書いていただいては如何でしょうか。

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