冠攣縮性狭心症の薬はいつまで飲み続けるのか
44歳
男性
2006年4月22日
3年前、夕方、突然気分が悪くなり、立っているのが辛く感じ、早く横になりたいと家に帰りましたが、気分は良くならず、胸のあたりが苦しく感じました。すぐ病院に行き、胸痛を伝え心電図をとった結果、典型的な狭心症の心電図と言われ、胸痛の時間が長いので心筋梗塞の疑いもあり、カテーテル検査をしました。結果、血管のつまりなどはなく、冠動脈が痙攣を起こす、冠れん縮性狭心症と診断されました。
診断後の1年間は、胸痛に敏感になり何度かニトロペンを使用しましたが、ここ2年は、発作らしい胸痛は特にありません。薬(アダラートとアイトロール)はこのまま服用し続けなければなりませんのでしょうか。今の年齢を考えると、10年も20年も薬を飲み続けなければならないのでしょうか。
回答
攣縮性狭心症の場合、どれだけの期間、服薬しなければならないかということは、お答えの難しい質問です。私は、症状がなくなってから3年間としています。3年目に、運動負荷試験を行い、冠動脈狭窄が起こってきていないことを確認してから、薬の量を次第に漸減し、時間をかけて中止するということにしています。