冠攣縮性狭心症
45歳
女性
2004年9月26日
2?3ヶ月に一度のペースで発作がおきます。睡眠中、仕事中、くつろいでいる時など発作の起きる時間は不定です。
発作は、まず下顎が押しつぶされるような痛みがあり、その後喉の奥が熱く痛みます。続いて胸部中央が圧迫される感じがして、背部の痛みや右肩痛となり、長くても10分以内におさまります。ニトロ舌下で痛みは消失します。
心エコー、ホルター心電図検査では異常なし。心カテーテルでは基質的変化なし。アセチルコリン負荷にても明らかな攣縮認められませんでしたが、症状から見て冠攣縮性狭心症でしょうと診断されています。
1)この症状は狭心症によるものなのか。(カテーテルで結果がでなかったので)
2)もし狭心症ではなかったとしてもニトロ舌下をしていて良いのか。
3)今後、発作時の投薬だけで様子を見ていて良いのか。
回答
1)症状は狭心症的です。ニトロ舌下が有効という点も該当します。
2)狭心症でなくても、ニトロ舌下が有効なのであれば、使用を継続して差支えないと思います。
3)診断がはっきりしているのであれば、カルシウム拮抗薬などの日常使用も考えてよいと思います。発作はあるときから遠のくことがあります。しばらくの辛抱と思ってお薬をつづけてみてください。