アイゼンメンジャー症候群
39歳
女性
2003年4月 1日
4年前にまだ完成されていない「アイゼンメンジャー症候群」と大学病院で診断され、在宅酸素を続けておりましたが、先日大学病院の先生より「経過をみるためにも、もう一度カテーテル検査をしたほうがよい」という連絡をいただきました。
しかし、近くの主治医はこれに否定的で「心不全の患者でさえそんなに頻繁にカテーテルはしない、リスクが大きいので」というのがその理由です。
私としては、カテーテルを受けたい反面、「リスク」という言葉に不安があり、またこちらに戻ってからの主治医との関係にも不安があり、迷っています。どうかアドバイスをお願いします。
回答
アイゼンメンジャー症候群に対してBisenmenger複合というのがあります。いずれも肺高血圧があり、心臓内に右→左短絡を伴い、チアノーゼがあるという点では同じ病態であります。
心肺同時移植より他に治療方法がありません。
カテーテル検査を行なっても治療法がないので、私の施設でしたら、診断がついた後に、再度心カテーテル法を行なうことはありません。心エコー方などの非侵襲的方法を行なって、心機能や心肥大、逆短絡の程度や経過を評価すると思います。
在宅酸素療法がベストの療法と思います。