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心室中隔欠損症手術のメリットとデメリット

23歳 女性
2007年12月19日

先天性の心室中隔欠損症があります。先日、定期検査の際、手術をすすめられました。
欠損は5ミリ程度で小さいほうですが、そばに1センチ弱の瘤があり、血液が乱流していると説明されました。血液が滞っているので細菌が感染する危険があるのと、妊娠出産をすると心臓に負担がかかるので、今のうちに手術をしたほうがいいかもしれないとのことでした。
自覚症状はまったくなく、運動制限もなかったので、初めて手術の話を聞き悩んでいます。
手術をした時と、しなかった時のメリットとデメリットを教えてください。

回答

手術をしたときのメリットは、ご心配のことがなくなるということでしょう。デメリットは胸に大きな手術痕が残ること、手術自体が危険のないものではないこと、が大きなものです。手術しなかったときのメリットは上記のデメリットがないということです。このような欠損症の場合、デメリットは細菌感染の心配です。妊娠出産時には血流に細菌がはいってきます。これが病巣にとりついて、細菌性心内膜炎のもとになります。日常的な怪我や皮膚の傷、抜歯などの簡単な手術などに際しても細菌は身体に入ってくるので、注意が肝要です。しかも、細菌性心内膜炎は治療しにくく、難治性であることがときにあるので、用心しなければなりません。

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