心室中隔欠損症と大動脈弁閉鎖不全
生後間もなく心室中隔欠損症と診断され、当時は弁の近くに大きな穴があり、今はほとんど小さく心配ないのですが、弁の働きが悪いので年に1回の心エコー検診で様子を見ています。10年前にカテーテル検査を行った時に、少し大動脈弁の合わせが悪いかもという指摘がありました。
加齢とともに弁の動きがさらに悪くなるのではないか?という不安があります。
穴はほぼ塞がっても、弁の合わせがさらに悪くなるのでしょうか?
スポーツやお酒を楽しんでいても問題ないのでしょうか?
あと、一時期ものすごく汗っかきの時期がありました。心臓と汗っかきに関係はあるのでしょうか?
回答
心室中隔欠損症の孔がふさがって、大動脈弁の合わせが悪くなったというのは、孔の近くにあった大動脈弁が落ち込んできて、孔を塞ぐ格好になったものと思われます。このために大動脈弁閉鎖不全の状態になったのでしょう。孔がふさがってしまえば、大動脈弁はそれ以上、落ち込むことはないので、さらに悪化するということはないと思います。今後、年に一回のチェックでよいと思います。スポーツの限度については、現在の大動脈弁閉鎖不全の程度によることなので、担当医にご相談になって下さい。
あと、心臓が悪いと汗をかきやすくなります。ただ、貴方様の場合はそれほどに心臓が悪いようには思えませんので、関係はないのではないでしょうか。