疾患別解説

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感染性心内膜炎の治療効果

37歳 男性
2008年1月 4日

感染性心内膜炎で入院してから、約1ヶ月半が経ちました。医師の話では、明日で抗生剤の点滴を終えるとのことでした。現在、熱は日々まばらで36.5?37.0℃です。この状態でまず点滴を終えてもよいのでしょうか。
なお、エコー検査の結果では、菌そのものは入院当初と大きさはさほど変わってはおりません。また、多少の不整脈があり血液が逆流する時があるようです。
この症状によるリスクは何が考えられますか。

回答

抗生物質の点滴がしばらく行われたところで、薬の用い方が変わるのであろうと思われます。治療が終了するわけではないでしょう。エコー所見は治療によって大きくは変わりませんし、逆流所見は変化しないのが通例です。大事なのは、炎症所見と菌検出の有無です。これらは血液の検査によって知ることができます。炎症所見が正常化し、菌検出がみられなくなってから、さらにだめ押しの意味で抗生物質の内服をしばらく続けたりします。不整脈については心内膜炎と関係はないと思います。担当医には、気になることはなんでも聞いておくことをお勧めします。

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