心膜腔に水が溜まる原因と治療
生まれつき虚弱体質ではありましたが、これまではこれといって悪いところもなく普通に生活していました。
昨年、体調が悪くなり受診したところ、甲状腺機能低下症とのことでチラージンを服用しながら検査をすすめたところ、心房中隔欠損症と診断され、春に手術をうけました。
入院中に心タンポナーデをおこし再手術を受け、退院後、プレドニンとチラージンを服用しながら治療してきましたが、翌月にまた水がたまり3週間入院治療、その後少しずつプレドニンをへらしながら治療し、秋に薬はチラージンのみになりました。
2ヶ月前にまた水がたまり2週間入院、その後プレドニン、ラシックスを服用していましたが、また水がたまって入院中です。
主治医は前例がないとかで、どのような治療をすればいいのか思案中のようです。よい治療法があれば、教えてください。
回答
心膜腔に水がたまるのは、心臓手術後の炎症のためか、甲状腺機能低下症のためか、であろうと思われます。手術後の炎症のためならば、プレドニンが効くであろうと思いますし、甲状腺機能低下のためならば、チラージンが有効なはずであろうと思います。プレドニンが無効とすると、炎症ではなくて、血液がしみだしているという状態も考えなければならないかも知れません。たまった水の性状や、血液検査所見、治療中の症状の経過などによって、判別することになります。