グレン手術に伴う肺動脈形成手術の難易度
娘が生後3週間でバンディング手術を受けました。そして、グレン手術に進むことになりましたが、カテーテル検査で肺動脈の一部が狭くなっていることがわかり、肺動脈形成手術もすることになりました。
狭くなった肺動脈は、先天性のものなのか、バンディング手術の影響なのかは、担当医師もわからないそうです。肺血圧も少し高いので、肺血圧を下げるためにも肺動脈形成手術は必要との話でした。
グレン手術をする時に、肺動脈形成手術をすることはよくあることなのでしょうか。また。手術は、難易度の高いものですか。
回答
狭くなった肺動脈が先天性なのか、バンディング手術の影響なのかはその場所によって明らかに先天性とわかる場合もありますが、バンディングをされた部位に近いような場合にはどちらによるものか解らない時もあります。いずれにしてもグレン手術がうまくいくためにはこれを除去して肺動脈形成術をすることが必要になると思います。
肺動脈形成術を同時にすることは特別に珍しいことではありません。難易度も、その場所にもよりますが、そんなに高いものではないでしょう。グレン手術やフォンタン型の手術などをたくさん手がけている病院であれば、肺動脈形成術も決してそれほど稀なものではありませんし、習熟した外科医にとっては非常に難易度が高いというものでもありません。しかしその必要のない手術に比べれば、当然リスクは若干高いと思います。