ショーン複合
わが子は1歳6ヶ月検診で心雑音があると言われ、大学病院を受診した結果、僧帽弁狭窄兼僧帽弁閉鎖不全、大動脈弁狭窄、大動脈縮窄と診断されました。軽度の逆流が診られるそうです。
検査が終わると先生から手術を薦められましたが、先生の説明がよく理解できませんでした。
また、処置室で腕の血圧と足の血圧を測りました。PG37mmHgあり、と紙に書いたものを見ましたが、何のことでしょうか。
私も自分で調べてみたのですが、いくつもの病名が重なっていて、息子の病名がよくわかりません。一言でいえるような診断名はあるのでしょうか。
薬の投与はありませんが、息子の症状は日に日に悪くなっています。顔などにむくみがひどく腫れている感じで尿の量が減っています。
病院に行く度先生が変わり心臓血管外来、循環器専門の先生、外来の先生、内科の先生と入れ替わり立ち代りなので、息子の主治医さえわからない状態です。
回答
診断は僧帽弁狭窄兼閉鎖不全、大動脈弁狭窄、大動脈縮窄、心不全でしょう。ショーン複合と呼ぶこともあります。手術が必要でしょう。
PG37mmとは大動脈弁狭窄による大動脈と左室の収縮期圧差、または大動脈縮窄による大動脈内圧差(または右手と足の血圧差)が37mmHgという意味です。
病院では主治医を決め、同じ医師に見てもらうべきです。そのためには今までに最も親切にしてもらった循環器小児科の医師に心臓外来で診てもらうようにしてください。病
気を理解するためには自分でも本を読み、勉強してください。「お母さんシリーズ4こどもの心臓病」(日本小児医事出版社)が役に立ちます。