疾患別解説

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アペルト症候群とファロー四徴症

1歳 女性
2003年3月21日

ファロー四徴症とアペルト症候群があり、ファロー四徴症については、2歳くらいに、10Kgを超えたころを目安にして手術をするとのことです。
今年の春、1歳1ヶ月目に頭蓋骨縫合早期癒合症の拡張術を受けました。
ファロー四徴症をもっているため、手術後、2日目にSPO2が50台?60台をいったり来たりしています。術後の痛みのためか、時折痛がる時には、40台前半になることもあります(インデラル服薬中)。

手術自体が、脳外科担当でありSPO2の値に対して、説明はありません。(術後なので、多少落ちることもあるとの説明でした。)
循環器の先生には、術後SPO2が落ちることもあると言われてはいましたが、このような状態で大丈夫なのかどうかがわからず、非常に心配です。
SPO2の適正値、脳への影響等について教えてください。

回答

1歳1月でApert症候群でファロー四徴症のお子さんです。頭蓋骨の拡張手術後に低酸素が進んでSPO2が50%台になるのが心配です。

SPO2の値は貧血が無い場合は70?60%でも大丈夫でしょう。50%台ではチアノーゼ発作が心配です。チアノーゼ発作を起こさない予防法には、輸血でヘモグロビンを多くしておくこと、インデラルなどのベーターブロッカーの薬を飲むことをまずします。
今までチアノーゼ発作が起こってないようですが、チアノーゼ発作が起こらない場合は脳への後遺症は生じません。

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