冠動静脈瘻の治療
娘は生後1ヵ月の1ヵ月検診時に心臓に異音があるとのことで、大学病院を紹介され、検査したところ、冠動静脈瘻と診断されました。
担当医の診断では、冠動脈の血液が右心房に流れ込んでおり、なるべく早く治療をしたほうがよいということで、娘が3ヵ月になるのを待って治療することになりました。現在の状態だと8割くらいの確率でカテーテル治療によるコイル閉塞ができるということでした。
その後、3ヵ月になり、入院日も決まったのですが、前日に突然病院から連絡があり、安全性を考え、治療を延期し、10ヵ月になるのを待ってカテーテル治療を行いたいということでした。
理由は、担当医が治療実績のある病院とも相談し、3ヵ月よりも10ヵ月の方が使えるカテーテルのバリエーションも多いので、より安全であるという結論に達したとのことでした。
安全性の面という部分は理解できるのですが、やはり入院前日になって突然延期という部分が気にかかっており、すぐに治療を行わなくても大丈夫なものなのでしょうか。
また、治療を行う病院は乳児のコイル閉塞のカテーテル治療は実績がある病院で行うほうがよいのでしょうか。それとも乳児の冠動静脈瘻の治療実績がある病院がよいのでしょうか。
回答
冠動静脈瘻は稀な先天性心疾患なので、そのカテーテル治療の経験の多い医師はあまりいません。したがって動脈管開存症などのカテーテル治療の経験の多い医師にしてもらうのがベストでしょう。
年齢、体重が増えてからするのがよいです。待っていて危険となることは少ないでしょう。