心室中隔欠損症の早期手術のメリット
1ヵ月
男性
2007年6月28日
生後1ヵ月の子どもが心室中隔失損症と診断されました。7.5ミリと穴は大きいほうだそうです。早めに生後3~4ヶ月で手術をしようと言われました。
生後3~4ヶ月での手術は可能なのでしょうか。体は手術に耐えられるのでしょうか。
早い段階での手術のメリット、手術の成功率、手術のあとの後遺症などについて教えてください。
回答
1か月の乳児で7.5ミリの心室中隔欠損は孔の大きさは大きいほうです。肺高血圧は合併していませんか。肺高血圧を合併すると心不全を起こしやすく、重症で早めの手術が必要です。早い時期(3~4か月)の手術は乳児の心臓の手術に慣れた病院では比較的安全になっています。乳児の心臓手術を年50例以上行っている病院なら成功率は95%以上のはずです。
早い時期の手術のメリットは肺高血圧が残らないこと、術後経過が良いことです。
逆に手術が遅れると、その間に心不全、肺炎、麻疹などの感染で死亡する危険があることです。
手術後の後遺症は少ないです。