疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

先天性完全房室ブロックでペースメーカの植え込みがすぐ必要か

3歳 女性
2006年7月27日

先天性完全房室ブロックの3歳の娘について相談します。
先月、カテーテル検査をしたところ、心臓の動きはさほど悪くないが、心臓が大きくなっている(標準に対し190%)とのことでした。直後のホルター心電図検査では、最高で4.2秒停止、3秒以上停止が300回以上ありました。心筋シンチの検査では特に問題はありませんでした。
主治医からは、カテーテル検査時、ペースメーカをつけたときと同じ状態の検査をしたら、心臓は良い動きをしたので、ペースメーカをつけたほうがよいと言われています。心臓が大きくなってきているのでこのままだと心筋炎になる恐れがあり、それからではペースメーカを付けられないとのことです。

現在服薬のみの対処で、見た目は元気に生活していますが、心臓が大きくなっていること、長い間脈が止まっていることから、一刻も早くペースメーカは付けたほうがよいのでしょうか。
ペースメーカをつけることを先延ばしにすることにメリットはなしと考えてよいでしょうか。
ペースメーカをつければ、心臓の大きさもよくなるでしょうか。

回答

先天性完全房室ブロックで左室容積が正常の190%と理解します。
人工ペースメーカの植え込みは必要でしょう。理由は稀ですが急死の危険があることと、心筋が弱ってくる危険があるためです。先延ばしは多少危険です。
ペースメーカをつければ左室の拡大は正常化するはずです。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い