乳児の僧帽弁閉鎖不全
2歳6ヵ月
女性
2006年2月 6日
早発乳房の検査で病院へ行って、聴診器を当てたところ、心臓に雑音が聞こえると言われ、心電図とエコー検査を受けました。その結果、中等症の僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。
今はまだ経過観察ということで、次回2ヵ月後に心電図、胸部写真、エコー検査を受けることになりました。ひどくなると薬の服用と言われました。
薬の服用となった場合、一生飲み続ける必要があるのでしょうか。まだ2歳なので、完全に治せるのであれば、なんらかの治療をしてほしいのです。
次回の検査は薬で眠らせて行うようです。このまま経過観察をして、急に体に異変が起きたりすることはないのでしょうか。今までの乳児検診や風邪などの通院でも言われたことがなく、突然言われたので戸惑っています。
回答
2歳の僧帽弁閉鎖不全症です。たぶん先天性です。
定期的に外来で検査をして、経過を見て行く必要があります。
そのうちに薬を飲み始めることになるでしょう。手術は非常に大変ですから、なるべく薬で進行をおさえるべきです。薬は血管拡張剤、とくにACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬、レニベース、インヒベースなど)が有効です。
一生飲むことになります。急変することはないでしょう。