1か月児の心室中隔欠損症
0歳1ヶ月
男性
2005年9月 3日
1ヶ月検診で心雑音があり、小児循環器科を受診し、心室中隔欠損症と診断されました。
1)心室中隔欠損症で死亡することはあるのでしょうか?
2)息子は5mmほどの穴で、中度の心室中隔欠損症とのことで、経過観察中ですが、手術の可能性もありますか?
3)最近、長時間泣き続けることがあるのですが、苦しいなど自覚症状はあるのでしょうか?
4)風邪や熱があるなどのほかに受診した方がいいという症状はありますか?
回答
1)心室中隔欠損症で死亡するのは次の場合です。
●大きい心室中隔欠損症で乳児期に肺高血圧と心不全がある場合。
●大きい心室中隔欠損症で肺高血圧があり、幼児期以後に肺高血圧症が進行してアイゼンメンゲル症候群になった場合。
●中の大きさの心室中隔欠損が成人後に心不全を生じた場合。
●中、小心室中隔欠損に細菌性心内膜炎を合併した場合。
2)5mmの孔の場合自然経過で小さくなれば手術は不要でしょう。そのままの大きさであれば、またはほかの合併症がでてくれば、手術が必要でしょう。
3)自覚症状は無いでしょう。
4)6?12ヶ月ごとの心臓定期検診が必要でしょう。