疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

心房中隔欠損症の手術前検査にカテーテル検査は必要か

2歳 男性
2005年2月 6日

来月に手術を受けることになっています。上の子の事もあって、春休み中に退院を希望したところ、日程上心臓カテーテル検査をしなければ間に合うと言われました。
主治医の先生の話では「超音波検査で経過を見た結果、カテーテル検査の必要はないと思います。心配ならば受けても構いません」と言われました。
息子の場合、カテーテル検査を受けたほうがいいのか、また、何のためにカテーテル検査が必要なのか教えてください。

回答

病気が心房中隔欠損症で、エコー検査で孔の大きさが10ミリ以上との結果がでている、と仮定してお返事します。
心房中隔欠損症は孔の大きさ、心房中隔欠損以外の合併症の有無まで、心臓超音波検査でわかります。ですから心房中隔欠損症で手術前にカテーテル検査をする必要があるのは、肺高血圧が疑われる場合、部分肺静脈還流異常の合併が疑われる場合、その他の合併症が疑われる場合です。小児で手術する心房中隔欠損症の中で、これに相当するのは10人に1人程度でしょう。残り9人は心臓超音波検査だけで手術をして大丈夫です。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い