心室中隔欠損症の術後に小さな漏れ
心室中隔欠損(欠損孔およそ3mm)、肺動脈狭窄で生後3ヶ月より、強心剤、利尿剤を飲み始め、ある程度心不全は落ち着いてきたのですが、中隔欠損孔の場所が大動脈弁のすぐ下にあることから、早めの手術をちょうど1歳の時に済ませました(パッチ吻合)。
手術の際、合わせて肺動脈狭窄部も広げました(こちらも場所の関係で、切り広げるだけでなく、パッチ吻合による拡張となりました)
術後の状態については、パッチ吻合により、大動脈弁についての落ち込みは緩和されました。しかし、欠損孔付近より多少の血液の漏れ(推定1mm以下)が生じ、現在心雑音は残っています。
ここで質問なのですが、このようなケース(術後パッチで吻合した所から漏れが残ること)は一般的によくあることなのでしょうか?また、将来的に塞がる、または小さくなる可能性はどのくらいあるのでしょうか?また、日常で気をつけることはありますか?
回答
心室中隔欠損症のパッチによる閉鎖手術後に小さい孔が残ることはしばしばあります。これは心室中隔欠損の縁がでこぼこしているせいで、やむをえません。
この漏れは通常わずかなので、心臓への負担にはなりません。将来小さくなる可能性は半々以上でしょう。その時期は年単位でしょう。
日常での注意は抜歯時に抗生物質を服用して、細菌性心内膜炎を予防することです。
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