疾患別解説

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心内膜症欠損症の治療

2ヵ月半
2004年2月14日

生後2ケ月半の乳児です。
ダウン症です。心内膜床欠損症(完全型)と肺高血圧を併発しています。手術をした場合の危険も高く、術後後遺症の可能性もあるそうです。手術をしない場合の余命は、10年ぐらいだそうです。
手術をしなかった場合、普通のダウン症と同じように育つでしようか?
手術をしないことで、ひどい苦痛や症状がありますか?

回答

ダウン症、完全型心内膜床欠損、肺高血圧の乳児の手術なしの場合の経過について。
手術なしでは2歳までに肺炎や心不全で死亡する率が2割から3割、またはそれ以上あるでしょう。2歳以後まで生き延びると、肺高血圧が進行してチアノーゼが次第に進みます。チアノーゼが進むと長く歩けなくなります。僧帽弁閉鎖不全の程度により、心不全も続きます。普通のダウン症の場合と違って、心不全の治療が必要です。
はしか、その他の感染症で命を落とす率も高いです。

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