心室中隔欠損症による心不全の疑い
現在一ヶ月になる男の子が、出産した病院で心室中隔欠損症と診断されました。退院後、循環器科を受診し、検査の結果は同じで、孔の大きさは7mm弱とのことです。心房にも孔があり、こちらは4mmくらいであまり気にしなくてよいとのことでした。心室の孔の大きさも位置も一番よくあるとのことでした。
出生時の体重は約3200g、1ヶ月検診で約4300gになりました。この1ヶ月はミルクもよく飲み、多いとき120cc飲めました。
しかし、ここ4?5日くらい、ぐっと飲みが悪くなり、1回に70ccくらいしか飲めません。泣き方もかぼそく弱々しくなってきたように感じます。
薬は今の時点でまだ出ていません。一週間に一度通院しています。
前回行った時、レントゲンで肺が少し白く写っていると言われ、むせたりしませんかと聞かれました。少しむせるときがあるように思われます。
それから生後2週間めごろまで母乳をあげていましたが、黄疸が強いため、母乳をやめました。母乳性の黄疸だろうとのことですが、まだ肌は黄色いです。肝機能、胆道障害、血液型不適合、甲状腺等調べましたが異常はないそうです。
1)薬が出て、それを飲むようになると元気がでてミルクが飲めるようになるものなのですか。
2)この状態だといつかは手術が必要になると思いますか。
3)生後1、2ヶ月で手術した場合、危険性はでれくらいですか。また手術すれば完治できるものですか。
4)レントゲンの件ですが何か病気があるものだと思いますか。
5)ミルクが飲めなくなるのは飲みたいのに苦しくて飲めないのですか。それとも具合が悪くて飲みたくないから飲まなくなるのですか。
6)体重は1ヶ月で1キロちょっと増えたのですが、他の子より手足が細い気がしたの気のせいでしょうか。
7)黄疸と心室中隔欠損と関係ありますか。
8)病院の先生には中等度と言われています。うちの子ような病気をもっている子は一般的には元気になれるのでしょうか。
回答
今の診断は大きめの心室中隔欠損症による心不全をおこした疑いがあります。
1)薬で心不全がおさまれば、哺乳量はふえます。
2)心不全なら手術は多分必要です。
3)手術の成功率は90%以上です。
4)レントゲンで肺が白くなるのは、短絡が増えて肺に多量の血が流れているためです。
5)ミルクが飲めない理由は風邪でもそうなります。心不全で飲めないときは、苦しくて飲めなくなり、1回の哺乳で、15分で強くのみ切れなくなります。
6)生後1か月で1キロふえれば、体重増加は全く正常です。
7)黄疸は母乳によるものでしょう。心室中隔欠損症とは無関係です。
8)手術に成功すれば元気になります。