疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

下肢血管が詰まりかかっている

80歳 女性
2004年11月16日

80歳の母は、10年くらい前に、右膝から下の脚にかけて痺れがあり、病院で造影剤を入れてX線を撮ったところ、脚にある大きな血管の3本のうち1本が詰まりかけていると診断されました。
以後血液が固まらないようにと、薬を飲んでいますが、痺れの症状は改善されず、最近では、歩くのが苦痛のようです。

80歳という年齢では手術は難しいのでしょうか。また、何科を受診すればよいのでしょか。

回答

80歳ということですので、下肢閉塞性動脈硬化症という状態が考えられます。動脈がつまりかかっているために、少し歩くと下肢の痛みを生じて、歩けなくなり、休んでいるとまた回復してきて、歩けるようになるということを繰り返します。このため、間欠性跛行症ともいいます。血管が詰まってしまった状態がつづいて、下肢の血行障害が起こり、下肢筋肉の壊死が懸念されたりするようになると、バイパス手術をすることがあります。現在、どのような状態であるのかがわかりませんが、もし、バイパス手術治療をするとすれば、血管外科を標榜している病院を受診しなければなりません。血管外科を標榜している病院は沢山あるので、現在、かかっている病院の担当医にご相談になって下さい。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い