両手を胸にあてて寝ると手がしびれる
1年ほど前から胸がドキドキして、最近その頻度が多く、腕の脈を取ってみると3回に1回とか、5回に1回途切れることが分かりました。そこで、循環器科で心電図、胸部レントゲン、24時間ホルター心電図、エコー検査を受け、不整脈との診断されました。この程度の不整脈なら生活に支障なく薬も必要なしとのことでした。
病院で聞きそびれてしまったのですが、10年ぐらい前から両手を胸に乗せて寝ますと、手(腕)がしびれます。血圧は元々低い方です。この手(腕)のしびれが不整脈と関わりがあるのでしょうか?
回答
不整脈は期外収縮という種類のものと思われます。心臓病がない限りは心配の要らないものです。健康な人によくみられます。気にしないでいると、症状は自然に遠のきます。この意味では担当医の診断は間違いではないだろうと思います。
両手を胸に乗せて寝ると手が痺れるということについては、第一にはこの動作による血流の障害という考え方があります。手を胸にあてるという動作が手を灌流している動脈を圧迫して、血流を障害するという場合があります。この方の診断の確定には循環器科医に相談なさる必要があります。
第二には、神経の圧迫によるという考えがあります。この動作が背骨から出る神経を圧迫するという考え方です。こちらの診断については整形外科医にご相談下さい。いずれにしても不整脈とは関係がないと思います。