スモールハートとダコスタ症候群
神経性摂食異常症があり、心療内科に通っています。
大学病院を紹介され、検査していただいたところ、スモールハートで心臓が小さく、ポンプが上手く働かず、低血圧とのこと。
脈が早く、立っていられないほど心臓がオーバーワークしているそうです。
ダコスタ症候群や、スモールハートについて詳しく知りたいです。
専門書や本、死亡率も教えて下さい。
回答
ダコスタ症候群というのは明確な病気の証拠がないが、症状が不釣合に大きいときに使われる用語で、心臓神経症などとほぼ同様です。本症は基本的に神経系ないし全身的なものと思われます。
スモールハートは小さい心臓の意味で、レントゲン写真などでみて小さいということですが、不都合はない場合が多く、明確な疾患を意味しないと思います(心臓が大きい方は病気の存在を示唆するが)。
いずれも心臓疾患としては確立されたものでなく、心臓関係の本には、詳しくは書いてありません(人によって定義が違ったりするので、統計などもあまり確実ではありません)。
ダコスタの方は神経内科の方が詳しいかも知れません。死亡率は正常者と差がないように思います。
循環器の専門医にご相談頂くのは結構ですが、主な問題は心臓病ではなさそうですので、あまり期待できないかも知れません。
いずれにせよ信頼できる主治医にご相談頂くのがいいでしょう。