疾患別解説

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拡凝固薬の量が変化する

61歳 男性
2004年4月24日

20年来の不整脈があり、心房細動の所見があります。血圧は降圧薬服用により145?85の範囲です。

転勤で、1年前より現在の病院に移りました。それからというもの、服用薬の種類と量が増え続けています。
ワーファリン錠を3ヶ月前から服用開始。
当初毎朝食後1錠であったが、1カ月ごとに1錠づつ増量。他の薬は1年間変化していません。血栓対策として不整脈の所見ある限り、このまま続けましょう。ただし、ワーファリン錠は今後の血液検査の結果により、必要ならまだ増量の余地はあるといわれています。

一応毎月血液検査は行っていますが、似たような境遇にある、別の医療機関に通院する同僚の使う薬の種類・量共格段の相違があり、このままでは、却って薬害に冒されはしないか?と不安です。
なお、最近になって、声が出にくい日をしばしば経験いたします。

回答

薬剤は効果と副作用を勘案しながら主治医の判断で用いるべきものです。例えば血圧の薬ならば頻繁に血圧を測定し、症状をみながら決定することになります。ワーファリンなどの凝固阻止薬の場合も検査によって適量を決めるわけで、他人と比較することはできません。疑問があれば主治医に確認して貰った方がいいと思います。病名が同じであっても病態は人によって違い、患者の数だけ病気があるともいわれていることを念のため申し添えます。

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