疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

海藻は心臓病にわるいのか

60歳 男性
2004年4月14日

心房細動でワーファリンを投与されています。そのため、ビタミンKが豊富な納豆などは摂取しないようにと医者から言われております。海藻にもビタミンKが含まれているようですが、海藻も摂取しない方が良いのでしょうか?

回答

ビタミンKはさまざまな生理機能をもつ活性物質であり、大事なビタミンです。しかしながら、心房細動は、血栓ができやすくなるため、血栓を防止するために、ワーファリンという薬を服用することがあります。ビタミンKは血液凝固因子を生成する働きがあるのですが、ワーファリンはこの働きを抑制することにより、血液を固まりにくくします。したがって、ワーファリンを服用中の方がビタミンKを摂取すると、ワーファリン作用が打ち消されてしまいますので、ビタミンKの摂取を避けなければならないのです。海藻、とくにクロレラにも、納豆ほどではないのですが、ビタミンKが豊富に含まれています。しかし、不都合となるのは、こうした海藻を大量に長期間、摂取した場合のことです。通常の量をときたま摂取する分には問題はありません。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い