脈が異常に速くなる、よくため息をつく
若い頃から時々、何の前触れもなく突然脈が異常に速くなります。経験的に身体を丸くしてしゃがんでいると数分で治るとわかってからは、そのように対処してきました。
6?7年前頃、気になって一度病院へ行ったことがあります。しかし、その時にはそのような頻脈の状態ではなかったため24時間装着の心電図で計測をしましたが、結果としては特に気になる所見はないとのことでした。当時は発作の頻度も低かったので(年に数度)そのままでした。
しかし、最近になって以前よりも頻脈となる回数が格段に増えています。また、以前は「何の前触れもなく」だったのですが、最近では身体がふわりと上下に揺れたような時などに起きます。たとえば、ちょっとした段から軽く飛び降りたり、逆にしゃがんだ姿勢から勢いよく立ち上がったりした時などです。
それから、ここ1?2週間の間、頻脈の発作こそないものの、ずっと何か胸苦しいような感覚があります。家の者には「なんでそんなにため息をつくのか」と訊ねられます。「苦しい」というほどはっきりとした苦痛ではないのですが、たびたび深呼吸せずにはいられない感じです。脈を計ってみると、通常よりも多く80回/分ほどです(日頃はむしろ少ない方です)。
この胸苦しさは、心臓の状態から来ているものなのでしょうか?
急いでお医者様へかかった方がよろしいのでしょうか?
回答
勢いよく立ち上がったときにふわりとするのは、起立性低血圧のためでしょう。立ち上がったときに、血圧の上昇するのが追いつかず、一時的に低血圧の状態になるからです。胸苦しくて、ため息をつく、深呼吸せずにはいられない、というのは心臓神経症の症状です。悩み、疲れが心臓の症状として出ている状態です。こういうときには、脈も増え気味になります。こういう症状があるときに、24時間心電図検査を行って、何もないというのであれば、心配はいりません。そのうち、治ると思います。