心室細動を起こして入院したが、本当にICDしか治療法はないのか
17歳
男性
2007年11月25日
17歳の息子の話です。ひと月前に心室細動を起こし、救急搬送され、入院しました。現在はインデラルが効いて、不整脈症状は治まっています。2年前から緊張時に何度か倒れ、軽いパニック・てんかんと診断され通院していたのですが、それは心室細動を起こし失神していたものが、自然に細動から立ち直っていたと考えられると主治医からいわれました。ICDの植え込みを勧められ決定しました。
主治医を信頼しておりますし、ICDについても納得しているのですが、まだ若くやはり一生のこととなると手術を決定した今でも悩んでいます。本当に植え込みしかないのでしょうか。
回答
2年前から何度か失神発作があり、それが心室細動によることがわかったのであれば、ICD植え込みの適応になります。心室細動はそのまま死を意味します。これまで、その都度、回復していたのは奇蹟的であったといえます。薬で抑えられているようだといっても、それはいつもそれで大丈夫だと保証しているわけではありません。たまたま起こる一回の発作がそのまま、人生の終わりになるかも知れないのです。ICDは発作が起こったときのバックアップです。将来とも、これが作動するようなことがないことを願いながら、念のための植え込みをしておくことをお勧めします。
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