洞性頻脈で心配ないと言われたが
安静時や運動時に関係なく、頻脈とそれに伴う動悸は4?5年前から自覚していたのですが、不整ではなかったので、あまり気にしていませんでした。ところが、1週間前に動悸がし、「また頻脈かな」と思い脈を見てみると、逆に40台/回の徐脈だったので驚きました。気になったので、病院の循環器科に行き、検査をしてもらいました。
心電図12誘導では特に異常ありませんでしたが、ホルター心電図では頻脈傾向で、家の中を動いただけで130?140回/分の心拍数があり、階段を4階までゆっくり上がった時の心拍数は、最高174回/分まで上昇していました。医師の話では、かなりのアップダウンがあるが波形は洞調律で心配はないとのこと。
また、心エコーで三尖弁の軽度逆流がありました。
ゆっくりと階段を登っているのに、174回/分まで上がる頻脈は、本当に放っておいても大丈夫なものなのでしょうか。
三尖弁の逆流も、気にしなくてよいのでしょうか。
現在、婦人科でホルモン剤を服用しています。
回答
脈拍数が増加していても、ホルター心電図で、洞性頻脈であると診断されていれば、心配は無用と思います。頻脈になりやすいのは、性ホルモン内服の影響があるのかも知れません。
三尖弁の逆流は三尖弁逸脱のためと思われます。生まれつき、三尖弁の造りがゆったりしているために、弁がきちんと閉まらず、血液が逆量するのです。治療の対象になるようなものではありません。