発作性上室頻拍の停止法
不整脈を初めて感じたのは、5年ほど前で、寝ていたときに、ぴくぴくっとなり驚いたのですが、それも一瞬で3ヶ月に一度あるかないかでした。
2年前に階段を急に掛け上がった際、長いパターンの不整脈が出ました。それから何度か起ったので、心配で病院へ行きましたが、異常はありませんでした。
その後も何度か続き、ホルター心電図検査もしましたが、検査時に発作が起きなかったので、異常がわかりません。
本日、また発作が起きました。最近の発作は、昼食後に歩いていてゲップがでると急に180?120くらいにあがり、胸をさわるとドクドクと強く早く脈を打っているのが服の上でもわかります。咳をしたりして、その場で治まるのを待ちますが、最近は3?5分かかり、以前より長くなってきているように感じます。
今日は深呼吸をして自分を落ち着かせたところ、治まりました。発作は徐々にというよりは、急に「あっ、おさまった」と言う感じで止まります。
医師は心配ないと言いますが、発作の最中は不安で、胸も気持ち悪く(痛みは無し)救急車を呼びたくなるほど焦ります。げっぷ・深呼吸をするのが怖くなります。
本当に大丈夫なのでしょうか。
回答
脈の速さが180ないしは120くらいであり、3?5分つづく、あっ、おさまった、という感じで治る、というのであれば、発作性頻拍という不整脈を考えます。平素の検査では異常のない若い方ですので、発作性の上室頻拍という不整脈でしょう。
これは発作が起こっているときには、動悸が激しいので、心配になりますが、実際には、生命の危険はないものです。起こったときの、不整脈の停止方法を知っておけばよいとされています。これには、息どめ、いきみ、氷のかけらの服用、などといった操作があります。
もっとも、そのためには診断が確定されていることが望ましいのです。診断のためには、24時間心電図の繰り返しの記録、携帯型心電計の使用、運動その他の薬物負荷試験(アセチルコリン負荷試験はその一つ)、入院してのカテーテル試験といった検査方法があります。循環器科の担当医とご相談になってください。
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