アブレーション治療後の不整脈
2年前に上室性頻脈発作の治療でカテーテルアブレーションをしました。その後は、発作はありませんが、期外収縮はあります。
今年の夏頃に急に胸が苦しく詰まった感じになり、心臓の動きが弱いような感じで息切れもして歩くのも苦しいことがありました。その後も同じようなことがあり、急に胸が詰まったような感じになり声も発することもできず、脈が乱れて少しフラフラしたことがあったので病院で検査をしています。数分程度のことでしたが、死ぬのではないかというくらい苦しかったのです。
まだはっきりとした原因はわかっていませんが、主治医が言うには心房細動の可能性があるとのことです。そして足の静脈のエコーを撮りましたが1ケ所だけ血栓らしき疑いのある所があるそうです。
主治医はあまり心配するような病気ではないと言っていましたが、どうなのでしょうか。
次回は心臓のエコーも撮りますが、すごく不安でしかたがありません。
回答
2年前にカテーテルアブレーションの治療をしたということですので多分頻拍発作はもう治っているものと思います。ただアブレーションというのは頻拍発作の原因となる電気的な回路を遮断する治療ですから頻拍発作はなくなりますが、期外収縮はなくなるわけではないので術後にかえって期外収縮が気になるようになったという人もいます。主治医の言われる心房細動も可能性の一つとして考えられます。また稀ですが頻拍発作の再発ということもないわけではありません。
要は期外収縮の頻発にしても、心房細動にしても、あるいは頻拍発作の再発にしても、何がどの程度出ているのか、症状の出ている最中に心電図でその実態を捕まえることが先決だと思います。生命にかかわるものではなさそうです。