カテーテル検査の安全性
昨年の秋頃から、時々動悸を感じるようになりました。心臓が強く打って踊るような感覚で鼓動が不規則になり、圧迫感、息苦しさがありました。軽い運動をした時や、食後、入浴時になったり、何もしてないときでも突然起きることがありました。静かにしていると1時間くらいでおさまっていました。
病院での検査では、最初、心室性期外収縮が6連発で出ていました。薬(メキシチール)を服用後の検査では4連発が出ていました。不整脈の回数は1日490回程度です。
今は薬を服用しており、軽い運動した時などには動悸を感じますが、前ほどひどくはありません。
RI検査では異常がみられ、ドーナツ状の画像を見せてもらいましたが、輪が切れて写っていない部分があると言われました。心筋や血管に異常があるということでしょうか?
来週には超音波検査と運動負荷検査をする予定ですが、その結果がどうであれ、やはりカテーテル検査はしたほうが良いと言われました。
内容は、造影剤の検査と、電気生理学的検査、心筋生検を一度にやるという説明でした。しかし危険が伴うということで不安があります。これはどうしてもやらなくてはいけない検査なのでしょうか。
薬で抑えることができるなら、そのほうが良いのですが、今後、子どもが欲しいと思っているので、薬だけに頼るのも不安です。
カテーテル検査の安全性についても含め、良きアドバイスをどうかよろしくお願いいたします。
回答
文面を拝見し、非持続性心室頻拍で6連発がメキシチールの服用で4連発になっているが、この先子どもが欲しいと思っているので薬だけに頼るのも不安だし、カテーテル検査を勧められているが、どうしても受けなければならないのだろうかという、カテーテルの安全性を含めてのご質問と理解いたします。
この不整脈の治療法には薬の内服によるものと、カテーテル焼灼術といって電極の付いたカテーテルを心臓の中に挿入し高周波を使って不整脈の発生源を焼く方法があります。薬を服用する場合は、不整脈は減少させますが完全になくすというわけには行かないので、今後ずっと飲む必要があり、妊娠を考える場合、薬に頼ることに不安を伴うことは確かにあります。一方カテーテル焼灼術のほうは不整脈の発生しているもとを焼いてしまうわけですから、うまく行けば(再発もありうる)完全になくなってしまうので、その後は薬も不要になります。
いずれにせよ、現在かかっている病院で今後いろいろな検査をされる予定のようですが、これらの検査法と今後の治療方針とがどのように結びついて計画されているのかわかりませんので、ここでは十分にコメントすることができませんが、どんな検査でもこの種の検査法には100%安全といえるものはなく、ごく少数ですが危険を伴います。当然のことですが、どこの病院でも万全の対策を立てて行うのが原則です。