本日は、ご多忙の中ご出席いただきまして誠にありがとうございます。本日のテーマは家庭血圧ということで、自治医科大学の苅尾先生にお話いただきます。心臓病や脳卒中は生活習慣を改めることによってかなりの部分が予防できるものです。しかし、そのためには市民の皆様のそれぞれの自覚と努力が必要です。そこで、市民との媒介の役目を担っているマスメディアの方々にこのような形の研修の場をご提供し、ここで得た知識を一般市民...
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心臓病や脳卒中のリスクである高血圧症。日々の血圧の変化は個人差があり、そのなかで、仮面高血圧や早朝の高血圧は非常に高いリスクを伴う。しかし、一般的にこれらの病態は患者自身、また医師にも認識されないままで放置されているケースが多いという。また、最近話題になっている睡眠時無呼吸症候群は夜間高血圧と関係があり、心血管病のリスクであると考えられている。苅尾氏は、これからの高血圧治療には、夜間・早朝を含...
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睡眠時無呼吸症候群の自覚症状と睡眠不足 会場:睡眠時無呼吸症候群といびきの関係について教えていただけませんか? 苅尾氏:無呼吸になり、再び呼吸するときにいびきをかくといわれています。 会場:睡眠時無呼吸症候群というのは診察ですぐにわかりますか? 苅尾氏:自覚症状も他覚症状もない人が多いのでなかなかわかりません。よく聞くのは、昼間の眠気や、朝方の頭痛、目覚めの悪さ、そして夜中に目が覚めるというこ...
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INDEX
- 第23回 日常に潜む脳卒中の大きなリスク、『心房細動』対策のフロントライン―心不全の合併率も高い不整脈「心房細動」の最新知見―
- 第22回 高血圧パラドックスの解消に向けて―脳卒中や認知症、心不全パンデミックを防ぐために必要なこととは?―
- 第21回 健康を支える働き方改革「スローマンデー」の勧め―血圧と心拍数が教える健康的な仕事習慣―
- 第20回「家庭血圧の世界基準を生んだ「大迫(おおはさま)研究」30周年記念~家庭血圧普及のこれまでとこれから。最新知見とともに~
- 第19回「足元のひえにご注意! 気温感受性高血圧とは?」~気温と血圧、循環器病の関係~
- 第18回「2015年問題と2025年問題のために」~循環器疾患の予防による健康寿命の延伸~
- 第17回「ネット時代の健康管理」~生活習慣病の遠隔管理から被災地支援まで~
- 第16回「突然死や寝たきりを防ぐために…」~最新の動脈硬化性疾患予防ガイドラインから~
- 第15回「眠りとは?睡眠と循環器疾患」?こわいのは睡眠時無呼吸だけではない?
- 第14回日本心臓財団メディアワークショップ「コール&プッシュ!プッシュ!プッシュ!」?一般人による救命救急の今?
- 第13回日本心臓財団メディアワークショップ「心房細動治療はこう変わる!」
- 第12回日本心臓財団メディアワークショップ「新しい高血圧治療ガイドライン(JSH2009)」
- 第11回日本心臓財団メディアワークショップ「CKDと循環器疾患」
- 第10回日本心臓財団メディアワークショップ「特定健診・特定保健指導と循環器疾患」
- 第9回日本心臓財団メディアワークショップ「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」
- 第8回日本心臓財団メディアワークショップ「動脈硬化を診る」
- 第7回日本心臓財団メディアワークショップ「新しい循環器医療機器の臨床導入をめぐる問題点」
- 第6回日本心臓財団メディアワークショップ「不整脈の薬物治療に未来はあるか」
- 第5回日本心臓財団メディアワークショップ「メタボリックシンドロームのリスク」
- 第4回日本心臓財団メディアワークショップ「高血圧診療のピットホール:家庭血圧に基づいた高血圧の管理」
- 第3回「突然死救命への市民参加:AEDは革命を起こすか」
- 第2回 「心筋梗塞は予知できるか」
- 第1回 「アブラと動脈硬化をEBMから検証する」