本日はお忙しいところ、お集まりいただきましてありがとうございます。日本心臓財団は、心臓病の制圧のために市民向けに情報発信や啓発活動を行っており、このメディアワークショップも24回目の開催になります。今回のテーマは「心房細動」。日本人の死因の1位は悪性腫瘍ですが、心臓病と脳卒中をあわせた脳・心血管疾患でも、がんとほぼ同数の20数万人の方が毎年亡くなられています。さらに有病率でいえば心臓病が圧倒的に...
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心房細動とは、心臓内の心房が異常な動きをし、心臓本来の動きができなくなる不整脈の一種で、気づかずに長期間放置すると、脳卒中や心不全などを発症する恐れもある重要な疾患である。心房細動の病態やリスク因子などに関する概要と、関連ガイドラインの改訂などをふまえた心房細動管理の最新トレンドについてについて、清水渉氏にご講演いただいた。 心房細動とは? 心臓は、左右の心房、左右の心室という4つの部屋で構成さ...
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心房細動を発見するためには日常の検脈や健康診断が重要だが、近年はテクノロジーの発達とデジタルデバイスの普及により、これまで見つかりにくかった無症候性や発作性タイプの心房細動の早期発見が可能になりつつある。静岡市清水区において心房細動の早期発見に関する取り組みとして行われている、AIによる診断やリモートテクノロジーを用いたプロジェクトなどについて、笹野哲郎氏にご講演いただいた。 静岡市清水区で行っ...
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INDEX
- 第24回『心房細動』の診断・治療における最新トレンド―AIや家庭で取得したバイタルデータを活用した早期発見の可能性―
- 第23回 日常に潜む脳卒中の大きなリスク、『心房細動』対策のフロントライン―心不全の合併率も高い不整脈「心房細動」の最新知見―
- 第22回 高血圧パラドックスの解消に向けて―脳卒中や認知症、心不全パンデミックを防ぐために必要なこととは?―
- 第21回 健康を支える働き方改革「スローマンデー」の勧め―血圧と心拍数が教える健康的な仕事習慣―
- 第20回「家庭血圧の世界基準を生んだ「大迫(おおはさま)研究」30周年記念~家庭血圧普及のこれまでとこれから。最新知見とともに~
- 第19回「足元のひえにご注意! 気温感受性高血圧とは?」~気温と血圧、循環器病の関係~
- 第18回「2015年問題と2025年問題のために」~循環器疾患の予防による健康寿命の延伸~
- 第17回「ネット時代の健康管理」~生活習慣病の遠隔管理から被災地支援まで~
- 第16回「突然死や寝たきりを防ぐために…」~最新の動脈硬化性疾患予防ガイドラインから~
- 第15回「眠りとは?睡眠と循環器疾患」?こわいのは睡眠時無呼吸だけではない?
- 第14回日本心臓財団メディアワークショップ「コール&プッシュ!プッシュ!プッシュ!」?一般人による救命救急の今?
- 第13回日本心臓財団メディアワークショップ「心房細動治療はこう変わる!」
- 第12回日本心臓財団メディアワークショップ「新しい高血圧治療ガイドライン(JSH2009)」
- 第11回日本心臓財団メディアワークショップ「CKDと循環器疾患」
- 第10回日本心臓財団メディアワークショップ「特定健診・特定保健指導と循環器疾患」
- 第9回日本心臓財団メディアワークショップ「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」
- 第8回日本心臓財団メディアワークショップ「動脈硬化を診る」
- 第7回日本心臓財団メディアワークショップ「新しい循環器医療機器の臨床導入をめぐる問題点」
- 第6回日本心臓財団メディアワークショップ「不整脈の薬物治療に未来はあるか」
- 第5回日本心臓財団メディアワークショップ「メタボリックシンドロームのリスク」
- 第4回日本心臓財団メディアワークショップ「高血圧診療のピットホール:家庭血圧に基づいた高血圧の管理」
- 第3回「突然死救命への市民参加:AEDは革命を起こすか」
- 第2回 「心筋梗塞は予知できるか」
- 第1回 「アブラと動脈硬化をEBMから検証する」