2014年2月14日、日本心臓財団によるメディアワークショップが行われた。日本心臓財団は、一般市民への循環器疾患の予防や治療に関する啓発活動を大きな柱の一つとしている。より多くの市民の皆さんに正しい医療情報を伝えるためには、マスメディアの協力が重要であると考え、このようなワークショップを定期的に開催している。 17回目は「ネット時代の健康管理~生活習慣病の遠隔管理から被災地支...
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東日本大震災によってもたらされた災禍の数々は未だ記憶に新しいが、同規模の災害はまたすぐに訪れる可能性が否定できない現況にある。実際に東日本大震災の発生時、津波による被害を受けた宮城県南三陸町の公立南三陸診療所と連携して災害時循環器リスク予防システムを構築された苅尾氏が、災害時のストレスによる心疾患のリスク上昇から、遠隔地からの医療介入の実際、ITと家庭血圧管理の現状と展望について概説した。 ...
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IT技術を利用した医療の先駆けとしては、テレメディスン(Telemedicine:遠隔医療)が挙げられる。ネットワークを通じて画像関連の診断や臨床病理の診断などを行うもので、特に高血圧の領域において積極的に進められている。中元氏はインターネットの黎明期から遠隔医療に携わり、数多くの知見を有している。今回は、生活習慣病における遠隔医療の現況と将来像について解説した。 増加する生活習慣病における...
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INDEX
- 第23回 日常に潜む脳卒中の大きなリスク、『心房細動』対策のフロントライン―心不全の合併率も高い不整脈「心房細動」の最新知見―
- 第22回 高血圧パラドックスの解消に向けて―脳卒中や認知症、心不全パンデミックを防ぐために必要なこととは?―
- 第21回 健康を支える働き方改革「スローマンデー」の勧め―血圧と心拍数が教える健康的な仕事習慣―
- 第20回「家庭血圧の世界基準を生んだ「大迫(おおはさま)研究」30周年記念~家庭血圧普及のこれまでとこれから。最新知見とともに~
- 第19回「足元のひえにご注意! 気温感受性高血圧とは?」~気温と血圧、循環器病の関係~
- 第18回「2015年問題と2025年問題のために」~循環器疾患の予防による健康寿命の延伸~
- 第17回「ネット時代の健康管理」~生活習慣病の遠隔管理から被災地支援まで~
- 第16回「突然死や寝たきりを防ぐために…」~最新の動脈硬化性疾患予防ガイドラインから~
- 第15回「眠りとは?睡眠と循環器疾患」?こわいのは睡眠時無呼吸だけではない?
- 第14回日本心臓財団メディアワークショップ「コール&プッシュ!プッシュ!プッシュ!」?一般人による救命救急の今?
- 第13回日本心臓財団メディアワークショップ「心房細動治療はこう変わる!」
- 第12回日本心臓財団メディアワークショップ「新しい高血圧治療ガイドライン(JSH2009)」
- 第11回日本心臓財団メディアワークショップ「CKDと循環器疾患」
- 第10回日本心臓財団メディアワークショップ「特定健診・特定保健指導と循環器疾患」
- 第9回日本心臓財団メディアワークショップ「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」
- 第8回日本心臓財団メディアワークショップ「動脈硬化を診る」
- 第7回日本心臓財団メディアワークショップ「新しい循環器医療機器の臨床導入をめぐる問題点」
- 第6回日本心臓財団メディアワークショップ「不整脈の薬物治療に未来はあるか」
- 第5回日本心臓財団メディアワークショップ「メタボリックシンドロームのリスク」
- 第4回日本心臓財団メディアワークショップ「高血圧診療のピットホール:家庭血圧に基づいた高血圧の管理」
- 第3回「突然死救命への市民参加:AEDは革命を起こすか」
- 第2回 「心筋梗塞は予知できるか」
- 第1回 「アブラと動脈硬化をEBMから検証する」